と思っていたんですが、今年めっちゃ聴いたアルバムをただ羅列してみようということになりました。
結果思ったよりたくさんあったり、全然今年じゃないアルバムばっかだったりで統一感ほぼ0ですが。
まぁ今年これをやれば来年からは新譜とかで攻めれるんじゃないかと思ってとりあえずやってみることにしました。
アイツ、こんなん聴いてたのか…とか思いつつ眺めてみてください。
あとレビューっていうかただの感想文になってるとこあるんで怒らないでください。
weyheyhey - helical scan
この速さとレイヴ感、間違いなかったです。ゲットしてしばらくずっと聴いてました。細かく刻まれたレイヴピアノとアーメンのスッタカビーツの応酬。「サンプルを刻む」ということだけでここまでイケるんだなーと勝手に感動。
thiaz itch - The Square Carnival
ヤラレターと思った一枚。マヌケなメロに結構骨太なビート、どんだけ使ってるのかってくらいに多彩なサンプリングの数々。オカズ的に使われるワンショットサンプルのセンスの良さとか、メロディーのセンスとか、これでもかと打ちのめされました。それ俺がやりたかったやつ…恐るべしthiaz itch。
Phatworld - Astroparty E.P
コレを買いたいのがきっかけでbandcampに登録しました。4つ打ちのほぼBPMも同じでここまで聴かせられるとは。ワブルになりきらないヘンテコなベースの音とか、シンセの音色の変幻自在っぷりでお腹いっぱいです。そんな音で奏でるメロもドストライクのヘンテコさでマイッタ。
A Smile for Timbuctu - Our Disco Disastro
あんまりカワイイジャケにつられて聴いてみたら音もカワイイ。そんなカワイイシンセに個人的にRephlexを感じるスットコビートが乗っかるグッドな内容でした。クラブ受けとは違ったBRAINDANCEの系統にガッツリハマる音だと思います。この人、他のEPのジャケもくまさんで統一しててあざとい。
Ochre - Early Learning
これもBRAINDANCEを感じたEPなんですが完成度が凄いです。とことん美メロで音もキラキラ、ビートはやっぱりRephlexを感じるんですがめちゃ凝ってる。同じループが2度来ないようなビートが好きなんですが、まさにそれという感じ。最後に収録されてるゼルダの伝説リミックスが神懸かってます。
Mr.OIZO - Lambs Anger
今年初めて聴いてぶっ飛びました。このフランス人頭がおかしいよ…正直ワケがわからなすぎる曲もあるんですけどそれも良しと言わせてしまう力があるというか。"positif"とかもうメロディーと言っていいのか、4つ打ちにベースがブーブーいってるだけなんですけど、サイドチェインとフィルターだけで踊れるっしょっていう原始的良さに溢れてますね。
Marvin Marlyn - Soy Otro Tú
skweeeの流れで聴いてたんですけどメロがめちゃめちゃ良いです。ビートに合わせてメロも良い感じにつんのめって凄く有機的な音だなーと思います。シンセの音とかはなんとなくアーバン感あるしとにかく曲の完成度が高いのでskweeeとか興味ない人も全然聴けるのでは。
Lumeet - Aleksi Virta Meets Torsti At The Space Lounge
めちゃハイセンスなビートミュージック。このなんでもできます感は何かに似ている…と思ったらLuke Vibertでした。mr.scruffあたりにも近いような感じのするサンプリング&ブレイクビーツなアルバム。レベルが高過ぎます。これがタダで(投げ銭制ですが)落とせるのかよっていう絶望感を感じさせますね。それにしても今年は本当にbandcampにお世話になってる。
Luke's Anger - Gift Horse EP
ボヨンボヨンのベースで始まる骨太ビーツなテクノ。ところどころに挟まるワンショットサンプルとか聴いてて楽しい。ゴリゴリで軽快ってのは矛盾してるんですけど、そんな感じがします。個人的にテクノだなーって感じのする、ベース＋ビート＋上モノのシンプルさが最高です。
juniorSen - Jumpout EP
自分のレーベルから一枚。いやーホントに出せてよかったなと心から思います。最近のビートミュージックを追ってるって人はコレを聴かなきゃいかんでしょうと言い切れる内容。いろんなところからいろんな音が鳴っててそれぞれの扱いが凄く繊細だなーと思います。何より曲として聴いてて気持ち良いですね。やっぱりHIPHOPは良い！
J Dilla - Donuts
何故今まで聴いていなかったのか…今年最も影響を受けたなと感じる一枚です。juniorSen氏にJ Dillaは聴いとかないとって言われてすぐ買いました。初めと終わりが良い感じにループする構成になってると知らず、3週くらいループしっぱなしで「あれ、このアルバム長くね？」って焦りました。
Hujiko Pro - Baravos EP
鯖缶の復活には本当にワクワクさせてもらったし、このリリースめちゃめちゃ聴きました。ドラクエ5は2回データが消えて泣かされたゲームなんで感慨深いです。藤子名人の打つアーメンの抜けの良さはズバ抜けてるし、ところどころのボイスサンプルのドハマり具合とかヤバイです。2曲目のBPM抑え気味で聴かせるビートも凄い。
Eero Johannes - Eero Johannes
渋家でのイベントかなんかでスケブリさんとskweee stepっていうわけわかんないジャンルやってる奴がいるという話になって。その時は笑ってたんですけどちゃんと調べてみたらガチでカッコよくてビビりました。シンプルなビートにいかにもシンセサイザーな音、ちょっと変化急なメロが乗ってて大好きです。音だけで「あ、skweeeぽい」って思わせる"We Could Be Skweeeroes"が技あり。
Beem - Peel
角の無い柔らかい音でゆったり聴ける癒しのテクノ。skweeeの流れで聴いてたけどこれはskweeeでは無いような。モコモコフワーンとしたシンセと隙間だらけのビートのシンプルさに脱力しつつも決めるとこは決めてくる職人感。あと音色がアーバンな感じして意外にオシャレなのでDorianとか好きな人にオススメしたいです。
suntra - BUZZTOWN
Peelと並んで今年のベスト癒しテクノでした。カセットテープでのリリースという点も味があって素晴らしいです。"umineko gelende"のチルアウトっぷりとか幸せすぎて泣けてくるレベルです。どことなく一昔前な感じのするメロも綺麗過ぎてヤバイ。
Digi G'Alessio - The Brown Book
サンプリング混じりのskweeeで完成度凄いです。ギリギリのとこでつんのめるビートとサンプリングの絶妙な切り取り方、というかヘンなとこでぶった切ってる感じの音とかにやられっぱなしな一枚。寸止めっぷりが最高です。この人のbandcampから他の作品に飛べるんですが、全部ヤバイので聴くべき。
Multifaros - Dreams
個人的に大好きなマザー2の音楽とかに通じる、ちょっと丸い感じの聴きやすさがあります。chiptuneぽいシンプルなシンセにギターを重ねてしまう宅録感。おまけに歌まで歌ってなんだか別世界な音楽になってる気がします。親しみの沸くコンピューターお兄さん、友達になりたい。
織田信奈の野望 compilation vol.1 ～天下布武～
織田信奈の野望は全部観てたんですけど、このアニメそんなに人気あったんだ…と驚愕したリリース。このコンピリリースのためだけにデアルカ・レコードってレーベルまで作ってる気合の入りよう。メンツも良いとこ集めてるしマジ天下布武…内容としては"蜂須賀五右衛門、愛のテーマ(part-Ⅱ)"がオールドスクールなファンクでめちゃカッコ良いです。
madmaid - workingholic EP
jukeが盛り上がってるぽいぞ、とやっと自分が気付いたぐらいにリリースされて衝撃を受けました。特に自然にアーメン混ぜ込んじゃってる"lunapark"が凄い。jukeとjungleの中間をいってるような一歩先に進んだトラックだと思います。早回しでガッツリ日本語ラップ乗せてるのも好きです。
Saeki Seinosuke - Ingo Beats Remixes!!!
vol.4は一体どんな手を使ったのか…というくらいに超豪華メンツがずらっと揃ったリミックス集。このボリュームはネットレーベル全体から見ても大事件って感じでした。おまけにリミックス元ネタが完全な下ネタトラックというオチ付きで凄い。個人的にpart3収録のぐちょんさんのリミックスが好きでたくさん聴きました。アーメン花子の再来や！
うる星やつら ＴＶテーマソング ベスト
"ラムのラブソング""宇宙は大ヘンだ"あたりは言わずもがなですが、中期～後期にかけても名曲揃いで素晴らしい。長く続いたアニメのサントラは時代を反映した曲で唸らせてくれることが多いですが、コレはその中でも傑作。個人的には"心細いな"を推しときます。
細野晴臣 - アーリー細野晴臣
なにげに今年一番聴いたかもしれません。細野さんのセンスは日本人離れしてて最高です。住所不定無職、おまけに低収入～♪のボンクラ感とかカッコつけてないのがカッコイイ。親父にもらったCDですが今廃盤っぽいですねコレ、ラッキー。
Lone - Galaxy Garden
今年聴いた中で一番キラキラしてたような気がします。やたら透明感のあるシンセにスチールドラムっぽい音も乗ってたり、ビートもコンガっぽいし、これに波の音乗っかったらseapunkじゃね？みたいなワザとらしいキラキラっぷりが良かったです。結構rave感もあって盛り上がれますね。
Steinvord - Steinvord
これを聴くためにレコードプレーヤーを新調したと言っても良い一枚。aphex twinとsquarepusherのユニットじゃないかとか言われてるけどどうなんでしょうね。ブッといブレイクビーツにビヨンビヨンのアシッドベースが乗っかるだけでお腹いっぱいです。ビートの刻み方も聴きながらうぉー！と声が出てしまうような超絶技巧感、天才のそれに近いな…
2manydjs - Under The Cover
最後に今年一番聴いたmix。1時間で間違いなくお腹いっぱいになるメガ盛り感溢れるmix。そしてPV、あのジャケこのジャケが動く動く。ジャケとmixを同期させるってのは見た目も楽しいし普通にトラックリスト見せられるより面白いしで一石二鳥ですね。2manydjsのmixのなんでもありな感じにピッタリだと思います。参りました。
こんな感じになりました。多い…
これでも結構選んだんですが来年は１０枚とかに絞ってもっとスマートにやりたいと思います。
それでは皆様、良いお年を！
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